pipiyokoのブログ

40の大台に乗りました。

写経会に参加してみた

今更ながら、自分の身体(心)の声を聞こうと思い立ち、ピンときたらとりあえずやってみようと思っているのだけど、突然降ってきたのである。

あ、写経がしたい。

……。身体(心)の声ってインスピレーションって、なんなんでしょうね。

そうなってからは早かった。前々から娘のダンス教室に通う道すがらに何となーく寺があることは知っていたからだ。

そして、入り口の看板に、「写経会」「どなたでも参加できます」なんて書いてあったわ、と思い出す。

神社は(正月で)よく参拝しても、寺はたまの法事や一周忌に行くくらいで非常に疎い私。私が見かけたあの寺のようなものは、ひょっとしたら仏教に似た別の宗教施設かもしれない、なんて思ったのもあり、そもそも寺の名前もわからなかったので、Google先生を召喚した。

「駅名、寺」で検索、即ヒット。

残念ながら?公式サイトはなかったが、写真をアップしてくれている人がいて、それが高野山真言宗のお寺であることがわかった。しかも、写経会は毎月第4日曜日に開催されているらしい*1

だいたい、思い立って「やろう」と思った時は不思議とタイミングが合うのだ。奇しくも数日後は娘のダンス教室。写経会が最寄りの日程で開催されるのか、予約など必要なのかも事前に確認でき、私は写経会に参加することにした*2

写経会についてぽちぽちと予習するに、とにかくお経(般若心経のことが多い)を書き写せば良いのだということが分かった。寺や宗派によっては、行為中は喋っちゃダメだの、木ノ実を口にするだの決め事があったけれど、その辺りはさすがに説明してくれるだろう。

どなたでも参加できる、という寺の張り紙を信じることにした。

そして、やれそうだと分かってからその夜、私は涙を流したのだった。不思議な体験だった。ここ数年いろいろあって涙を流すことが本当にできなくなってしまったからだ。その時は、悲しみは全くなくて、心の底から安堵した涙で、だから号泣というわけでもなくつつーっと2、3筋泣けた。

何かに呼ばれているのでは、と割と本気で思った。

不思議体験をしたので思い当たる節を考えたのだが、そういえばサマージャンボの当選日が直近にあったので、「もしかして当選するんじゃね、それのお礼参りじゃね?!」とワクワクしたけど、そんなことは全くなくて、期待した分憤慨した。

次に思い当たる節として、去年12月に祖母が亡くなっていたが、通夜葬式に事情があって参列できなかったのを思い出した。ううん、これっぽくないか?!

おまけに写経会に行くと決めた日からものの数日で、突然親戚が亡くなった。いや、怖っ、寿命とはいえども!確かに高齢ではあったけれども!!!

…と思ったが、おそらくお二人とも真言宗ではない、のでこの線も決め手に欠け、結局なんだったのかな、とわからないままその日は来た。つづく

*1:日程は、同じ宗派であっても寺により異なる

*2:ちなみにそのお寺は予約不要であった